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Leicaレンズの楽しみ方

カメラにそこまで詳しくない人でも、「ライカ」という名前くらいは聞いたことがあると思います。

ドイツのカメラで、レンジファインダーと言ったら・・・という位有名です。
ちなみに、レンジファインダーとは距離測定に連動して撮影レンズの焦点を合わせることのできるカメラです。

ここで言うライカのレンズはLマウントレンズ、もしくはMマウントレンズを指しますが、このマウントはレンジファイダー用で人気が高いため、価格が総じて高い!(50年以上前の一番安いレンズでも実売5万円位~)

そんなライカのレンズを手軽に楽しめる方法があります。

それはライカの一眼レフ用のレンズを使うこと。
ライカの一眼レフ用のレンズはカム数が決まっており、そのカム数に応じたボディでないと取り付け自体ができないのです。
使いたいけどカム数が違うから使えない・・・よって値段も総じてお求めやすい。

20年位前の比較的程度がいいレンズも、4~8万位で手に入ることがあります。
(このグレードのレンズをMマウントで買う場合20万~が目安でしょう。)

で、もうひとつ問題。

レンズを手に入れたはいいけど、取り付けるボディがない。。

・・・それはキャノンのEFマウントにマウントアダプターをつけてレンズを取り付ければいいのです。



マウントアダプターを使う上で重要なのがフランジバック。

フランジバックとは、レンズ取り付け面からフィルム面、デジタルだと撮像素子まで(各社測り方が微妙に違う)を指します。

キャノンの場合は44mmで、一眼レフタイプでは他メーカーに比べて短いため好都合なのです。
(ちなみにニコンは46.5mm)

アダプターを介して取り付けるとこんな感じになります。

Leicaレンズの楽しみ方_e0221870_23465118.jpg


EOSの場合は、これでカメラ内の露出計が働くため、実にお手軽に撮影が楽しめます。

EOSシリーズであれば、デジタル一眼レフカメラにも取り付け可能ですが、50mmの標準レンズがAPS-C換算で80mmになったり、またピントが合わせにくかったりしてちょっと使いずらい。
このためにフルサイズの高い一眼レフを買うのも・・・そして重いし・・・。

何よりも、せっかくのいいレンズは、良くも悪くも影響の出やすいフィルムで撮るのが醍醐味だと思います。

さらにそれをプリントするときは、レンズ焼きをお試しください。
非常に味わい深い、デジタルとは一味違う写真が楽しめます。

次回は作例を掲載予定です!

text:居候

by nabecame | 2011-03-02 23:46 | カメラ撮り比べ